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高齢化社会において 楽しい!学べる!得をする!
ダイヤネットメールマガジン <第69号 2011年12月5日(月)発行>
                  http://www.dia-net.jp/
 ダイヤネットは三菱グループOBの実践活動の一環としてITを活用して活動をして
おります。ダイヤネットメールマガジンは会員の為に定期的に発行するものです。
当分の間は月一回を予定しております。
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 ≪目次≫
  1.シニアトーク 日本の安全保障について考える  巖 隆吉
  2.会員特別寄稿        
  3.ダイヤネット活動ミニ情報
  4.ダイヤネットスケジュール
  5.「ほのぼのコーナー」   和散人
  6.あとがき
 
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1.シニアトーク
 
 日本の安全保障について考える         巖 隆吉
 
1.はじめに。 
幼くして、陸軍幼年学校生徒として3年間訓育された私は、三つ子の魂百までと
いいますが、今でも国の安全保障については、誰よりも深い関心を持っています。
 特に今年は、東日本の大震災でその復興が最優先すべきと思いますが、 反面
その陰に隠れて、国の防衛問題がおろそかになり過ぎていると思います。
 今のままで推移すれば、日本の将来はあり得ません。
 今の若い人は、昭和20年の敗戦後の占領政策教育の影響もあり、我が国の
安全保障問題にうとく、 我が国の領土問題、特に 周辺の国境問題に無関心の
嫌いがあります。その人たちも、一度海外勤務をすると目の鱗が落ちたかのように、
今の日本の安全保障は、このままと良いのかと漸く反省している状況であります。
 そこで、あと幾ばくもない余命の私は、遺言的な意味を込めて、この際、率直に
この問題を提起したいと思います。
 
2.四囲の状況は不安定、特に中国の覇権主義には要注意。 
現在の無法国家の北朝鮮の動静、さらに 益々覇権主義を明確にした中国は、
航空母艦まで配備するという不気味な軍備拡張、さらにロシア爆撃機の日本一
周の示威行動など、安全保障上の心配は尽きません。
 中でも、同盟国韓国の竹島占領問題や、中国の尖閣諸島侵犯問題 そして、
ロシア大統領の北方領土訪問など、日本人をあざけるような事件が頻発してい
ます。
(注)学士会会報第891号北朝鮮・中国の動向と我が国の安全保障、参照。
   偕行2011.10月号朝鮮動乱が生起した時、陸上自衛隊の任務は 参照。
日本人として、このようなことをそのまま傍観し事なかれ主義で良いのだろうか。
 先ずは、外交で厳しく責めることが極めて大事。
 昔から、外交にはそれを通すだけの力が絶対必要と申します。今の日本にはそ
  の力が欠如しているといっても過言ではありません。
 現代の日本人は、予想以上にのんびりしています。 安全保障、国防について
何時までも平和が維持出来ると過信しているのが実情だと思います。
 
3.日本人よ、『意識』を変え、真剣に考えよう。国境問題を。
 先ずは、終戦後続いている日本人の『意識』を変えることが極めて緊要と思っ
ています。
 目下、同盟国アメリカの核の庇護下で、永い間平和を維持していますが、アメ
リカの経済不振により、その力に陰りが出ていることは、日本にとって最大の問題
点であります。この際、主として中国の覇権主義に対抗し、この先10年から20年
を見据えて、どのような施策を取るべきか、良く考えねばなりません。
 当面の問題として、ここ数年間、日本の経済不振のため、全くイージーに防衛
予算削減傾向が続いていますが、目下の周辺国家の動きを見ると、苦しい時で
はありますが、むしろ防衛力の維持乃至は増強すべき時期だと思います。
(安全保障懇話会誌第671号参照) 
 現在の防衛予算削減による、兵員減は当面の問題点だが、 さらに国産兵器
の再生産の支障も、将来に禍根を残すことになりましょう。防衛体制は、一朝一
夕で整うものではないということを強く認識すべきであります。
 つまり、日本を取り巻く 四囲の状況から、日本人としても 今までの事なかれ主
義、軍事ボケを排し、新しい 『意識』のもと、国境を守る領土問題に取り組むべ
きと考えます。
 軍事力の強さ如何が外交力といいます。若し、このままの外交が続くようであれ
ば、 被爆国日本としてタブーとなっている核保有までも考えねばならないと思いま
す。
 
4.学習院乃木館の当時の国境の石積みについて。
 
日本の防衛保障問題を心配していた先日、たまたま、学習院大学を訪れ、その
奥にある乃木館をスケッチしました。明治の偉勲、乃木大将は、その乃木館(当
時の寄宿舎)で学生と起居をともにしつつ訓育されたが、明治天皇が行幸された
時のお立ち台の記念に、乃木大将は 当時の各国境より石を集めて石積みを建
立されている。
このことを、初めて知った私は、明治の心意気に感銘、今の日本人は、明治の先
人に恥じ、当面の国境問題には早急、取り組むべきと痛感しました。(スケッチ巖)

                             
学習院大学乃木館と明治天皇のお立ち台を記念する石組み。
(乃木大将が当時の国境よりその石を集められた。)
(注)
手前、乃木大将が集めた国境の石による明治天皇のお立ち台記念。
後方、乃木館(当時の寄宿舎)。乃木大将は学生と起居を共にして訓育された。
 
5.むすび。
 さしあたりの防衛強化については、竹島、尖閣諸島、北方領土など国境の守備
体制の整備と最悪の紛争を想定して、南西諸島防衛と日本のエネルギーの生命
線のシーレーン防衛が緊急の課題と思います。
そのためには、東日本大震災復興のため、膨大な国費が要りますが、敢えて若干
の防衛予算の増強による、陸上では兵力の増員、 その一環として例えば予備自
衛官の増強や、 シーレーン確保のため、海上と航空では、 航空母艦が無理なら、
せめてヘリ空母の増強そして、その空母にハリヤーのような垂直上昇戦闘機の搭載
を検討するなど、工夫された戦力増強を計るべきと思います。
日本人もこの際、『意識』を前向きに変えて、10年から20年後を見据えての防
衛を真剣に考えましょう。
 
                             
(注)在日米陸軍司令部 (座間)を訪問した際、 アメリカは予備役軍人を現役
同様、有効活用しているのに感心した次第。
 また、日本の陸海空自衛隊も、そろそろ、米国依存のみでなくて、独立の作戦
行動が取れるように改変されることも併せて期待したい。
(注)在日空軍司令部 (横田)を訪問した際、日米防衛分担を質問したが、そ
れぞれ独自の分担で総合的に行動するとのことで、暗にアメリカは前方、 日本は
後方を担当するような印象を受けました。今や、自衛隊も独立国らしく、 出来る
だけ独立した軍事行動が取れるようにすべきと痛感した次第。
                                      以上
   
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2.会員特別寄稿 
 
 井出昭一:「シニアの美術館逍遥記」新規掲載
 「わたしの美術館散策」に続いて、スタイルや内容を変えて、訪ねた美術館や
展覧会を紹介する連載「シニアの美術館逍遥記」を新たにスタートします。
 引き続きご愛顧頂き、ご意見、ご感想などお寄せいただければ幸いです。
 
 松本喜一:『四季の草花』
 平成18年10月より掲載致しました。
 春夏秋冬が完成しました。
 平成22年1月に草花編の最後に「寒ボタン」を追加しました。
  URLは変更しました。
 http://dianet-tokyo.sakura.ne.jp/dia-park/shiki-hana/page025.html 
 
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3.ダイヤネット活動ミニ情報 
 
○ダイヤネットへのメールアドレスの件(再掲載)
 平成19年9月以降ダイヤネットへのメールアドレスを下記の通り変更しました。
  dia-net@dia-net.jp       (一般的な内容、SYSOP宛)
  DiaPC@dia-net.jp     (DiaPC等パソコン研修関係)
  suginamiPC@dia-net.jp  (ゆうゆう杉並パソコンサロン)
 今後、該当するアドレスへお願いします。
 
○(再掲載)
 三菱グループ出身者でなくても、ダイヤネットの会員となることが出来るよう
  になりました。 SILAの資格をダイヤネットで取得して頂いたり、ダイヤネット
  主催のパソコン講習会に講師として参加して頂く方が増加しており、この方
  たちにご入会頂くため平成19年4月以降ダイヤネット会則を変更しました。
  入会ご希望の方はダイヤネットまでお問い合わせ下さい。
  dia-net@dia-net.jp 
  会費 年間 2,000円 (10月以降ご入会は1,000円)
 
○(再掲載)
 最近、怪我病気のため会合やオフミーティング等を欠席される方が居られ
  ます。 他の人に役立つことも多く、ホームページ掲示板の 健康欄にぜひ
  ご投稿下さい。
 最近、色々投稿していただき有難うございました。
 今後ともよろしくお願いします。
 
○(再掲載)
 ダイヤネット会員の高齢化等により退会者も居られます。
 新入会員をぜひご紹介ください。   dia-net@dia-net.jp
 
○(再掲載)
 本ダイヤネットメールマガジンのバックナンバーはホームページ左側、目次の
 活動紹介の「メールマガジン」をクリックすればご覧いただけます。
 又下記URLをクリック頂いてもご覧いただけます。
  http://dianet.sakura.ne.jp/mail-mag/MGtop.html
 会員以外の方にもご覧いただけるよう変更致しました。
 
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4.ダイヤネットスケジュール 
 
ダイヤネット掲示板参照(会員の方は直接ご覧いただけます)
 
 12月13日(火)「ゆうゆう杉並パソコンサロン」  9:30〜12:00
                     ゆうゆう荻窪東館
  http://www.sugi-chiiki.com/npo-risa/content_disp.php?c=4d8dc76d75305
 12月27日(火)「ゆうゆう杉並パソコンサロン」 10:00〜11:30
         Shakeys荻窪店(元「いねや」)
         杉並区荻窪5-28-13 荻窪駅前ビル2F TEL 03-5347-2990
          *「ゆうゆう荻窪東館」が館内工事の為休館になるため
           場所・時間を変更して開催します。
  12月28日(水)「デジカメを愉しむ会」(予定)
          *皇居周遊。確定次第HPスケジュール欄に掲載します
 (注記)平成24年1月 DiaPCは例年通りお休みです。
      平成24年2月 DiaPCは会場が館内工事により休館の為お休みします。
      平成24年3月 DiaPCは「ゆうゆう荻窪東館」で開催致します。(3/4)
  
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5.「ほのぼのコーナー」   和散人
 
もう師走を迎えました。大変な2011年でしたね。
しっかりと記憶にとどめるとして、武蔵の言う如く「人生 あと良し」でないといけません
から、そのためには我ら老人は心身の健康につとめなければ…と思います。
 
詩3篇をご紹介します。
 
〔1〕産経 朝の詩より 80翁の詩 「打てばひびく」
 
   背丈はちぢんで
   動作はにぶくなった
   でも……
   外見だけを見ないでね
 
   心は歳月に洗われて
   純粋になり
   あたたかく
   すなおになって
 
   打てばひびく心を
   持ちつづけ
   明るく前を見ています
 
 
〔2〕万葉集より
 
   物皆は 新(あらた)しき良し ただしくも 人は古りにし 宜しかるべし 
 
〔3〕和散人作  「深呼吸」
 
   心豊かに生き行こうと
   日々前向きに 愚痴をこぼさずに
   両親、恩師、故郷の三恩に感謝しつつ
   けふも深呼吸
          
素直な心の持ち方と正しい深呼吸が 健康と多幸の誘因であると信じ、
毎朝太陽に向って 深呼吸を繰り返しています。
 
                                おわり
 
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6.あとがき
 
(ダイヤネットの動きを、会員の皆様に様々な視点でお伝えするコーナーです。
 ご意見があればダイヤネットメールアドレス宛お願いします)
  dia-net@dia-net.jp 
 
 「平成23年11月度」 のダイヤネット活動状況、ホームページのあらましなどを
ご報告いたします。
 
<1.ダイヤネットの活動状況>
 
 1)11月4日(金)SILA認定試験実施 小林様合格。お目出とうございました。
 2)11月6日(日)DiaPCを開催再開しました。
   ・〔午前〕DiaPC(基礎コース):井出講師(「自分史」の作成)
         パソコン技法と共に、自らを省みる機会にもなりました。
   ・〔午後〕DiaPC:林講師(「アニメ署名」講習)
         演習も随分慣れてきました。
 3)11月8・22日(火)定例のパソコンサロンを開催しました。
 4)11月16日(水)「古寺巡り」番外編で「増上寺」他を巡りました。
 5)11月23日(水)「デジカメを楽しむ会」は「後楽園」に出かけました。
 6)11月30日(水)「古寺巡り」忘年会を開催しました。 
 
<2.「会員のページ」(10月)の状況>
 1)11月は、HPへのアクセスは39件/日と前月より大幅に減りました。
  「会員のページ」投稿数は前月の反動か、減少しています(1.2件/日)。  
 2)投稿概要:
   「井戸端」は「逞しい兄貴」コメントが続き、映画・大型TVドラマ紹介等
   趣の異なった内容になりました。「パソコン技術」は年賀状ソフト紹介と
   無線LAN&Wi-Fi、そして「タブレットPC」。会員にも新しい波が押し寄
      せてきています。「グループ活動」はダイヤビックとDSN活動報告。「紀行」
   は東北訪問記と「歩こう会」(西沢渓谷トレッキング)。 「古寺巡り」は
   久々に番外編「増上寺他」でした。
                                以上
 
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ご意見や、皆様の身近な情報は、こちらまでお寄せ下さい。
                        ダイヤネット  dia-net@dia-net.jp
 
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を解除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
 
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