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高齢化社会において 楽しい!学べる!得をする!
ダイヤネットメールマガジン <第47号 2010年2月5日(金)発行>
                  http://www.dia-net.jp/
 ダイヤネットは三菱グループOBの実践活動の一環としてITを活用して活動
をしております。ダイヤネットメールマガジンは会員の為に定期的に発行する
ものです。当分の間は月一回を予定しております。
            ダイヤネットDIA-NET dia-net@dia-net.jp
 
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 ≪目次≫
 1.「シニアトーク」   関東百観音を巡り終えて   金田和友
  2.会員特別寄稿 
  3.ダイヤネット活動ミニ情報
  4.ダイヤネットスケジュール
  5.「ほのぼのコーナー」和散人
  6.あとがき
 
  =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
    
1.シニアトーク
 
   関東百観音を巡り終えて          金田和友
 
この10年、いろいろな旅をしました。そのつど紀行文を綴ってきましたが、
ダイヤネットの札所めぐりを始め思い出の記録数十篇が、わがパソコンに
保存されています。久しぶりに読み返し、折々のことを振り返りました。
中でも一番感動の一編は、胃がんの手術を乗り越えて関東百観音を
巡り終えたときの一文でした。数年前のことで旧聞に属しますが、ご一緒
に巡行された方や、闘病中励まして下さった方々にもご披見頂きたく、
掲載させて頂きます。
 
『 関東百観音を巡り終えて 』
 
 麗老と矍鑠をめざし、DAAのご縁から観音巡りに加えていただいて3年、
秩父、坂東につづいて今年は武蔵野三十三観音を打ち終えて、併せて
関東百観音巡りを達成しました。
そもそもは、リタイアしてから心の充実と健康のために"のんびり、ゆったり、
たのしみながら" やれそうな催しだと思ったので参加したのが始まりで、あっ
という間に三年が過ぎ、気がついてみたら、大変えらいことをしてのけてし
まっていたのです。子供や孫達に胸張って『三年がかりで関東百観音を踏
破した』と自慢話ができるんですから。古希近くになり、長かった産業人生
活の記憶もだんだんと霞のごとく朧になってきた昨今、鮮明な白眉の体験
をすることができ、心からこのご縁に感謝したいと思います。
 
 菜根譚の一節に『随縁素位』という辞があります。ご縁のままに、もともと
の自分らしくという意らしい。営利から解き放たれて三年間、素晴らしい仲
間とご一緒に、わが後半生を画する「随縁素位」の遍路行を、自分史に
留めることが出来ました。ふりかえれば、春三月木蓮の咲き乱れる石神井
界隈をスタートしてから歩き続けて半歳、秋十月紅葉の気配幽かな関東
ふれあいの道を通って結願の竹寺まで、只管歩き続けましたね。
歩き終えて竹寺でいただいたお薬湯の味は生涯忘れられないでしょう。
 
  満願の 随縁素位の 宴かな
       ゆったりと 酔うて候 七人衆
 
 「路という路、右にめぐり左に転じ、林を貫き、野を横切り,真直ぐなる事
線路の如きかと思えば,東より進みて東にかえるような迂回の路もあり、林
に隠れ、谷に隠れ、野に現れ、また林に隠れ、野原のように能く遠くの別路
ゆく人影を見ることは容易でない。しかし野原の径の想にもまして武蔵の
路にはいみじき実がある」とは文豪国木田独歩の「武蔵野」の一節ですが、
近年の都市化の波に蹂躙されて独歩の武蔵野はかげも形も無いものと覚
悟していたところ、後に至り少し認識を改める光景を見、最後に子の権現
から八王子にいたる関東ふれあいの道に立った時には、 「昔のままの武蔵
野がここにある!」と感動したのでした。折りしも、子の権現から打ち出される
鐘声が励ましと祝福の声となって繰り返し我々を追ってきます。
 この道を通ったであろう独歩ら先人のこと、或いは頼朝公以降の武士の
盛衰、そして神社仏閣の栄枯の歴史などに想いを馳せながら、三十三番
札所へと山路を進みました。
 
 「閑話休題」独歩の文壇デビュー作「春の鳥」は私が18歳まで育った大
分県佐伯市で書かれた名作です。その中で曰く「余が佐伯に入るやまず
この山に心動き、余すでに佐伯を去るも眼底その景容を拭い去る能わず、
この山なくば余にはほとんど佐伯なきなり」と。この山を城山と呼んでいます
がこの山麓で育った豊後の田舎者が半世紀後の今日、独歩の歩いた山
路を素晴らしい仲間に励まされながら歩いているんだ と。
満願を目前にして故郷の想い出と重なり、いささかセンチメンタルな感慨
に浸ったのでした。
 
   武蔵野に 独歩の道が 今もあり
    ふるさとは 往時茫茫 酒の中
 
 記念すべき結願の宴は、竹寺の奥の特別室(皇室の方々も食事をされた)
で、副住職の説明を聞きながら、精進料理にお薬湯(竹筒に入った般若湯)
をいただくという趣向で、武蔵野三十三観音結願と関東百観音巡り達成を
祝うのに相応しい古刹でのひと時を過ごすことが出来ました。
前もって幹事長から最終回のガイド役をおおせつかっていたので、初秋の一
日家内と下見を兼ねて参詣に訪れたのですが、 その際ガイドブックにある精
進料理のことも含めて数点のことを居合わせた温顔の老翁にお聞きしたところ、
只者ではない好印象を受けました。その好印象を縁に最終の打ち上げの宴
をこの竹寺でと思い立ったのでした。宴を終えて支払いに庫裏まで伺ったところ
先日の老翁が袈裟を掛けて鎮座してい、ここの住職兼典座であることが分か
りました。 心から「一生の想い出に相応しいお膳を有難う」とお礼を申し上げ
たところ、素晴らしい笑顔が返ってきました。
"無為自然"という禅語を髣髴とさせるお顔でした。
 
  老僧の 笑顔に惹かれ 竹の膳
   文明が 無為自然を 忘れさせ
 
 我々の武蔵野の旅は終わりました。観音巡りを始めて3年、いろいろなこと
があり、いろいろな人に会いました。ふっと華厳の滝の写真を遺していった庄司
さんのこと、そして職場から墓場へ直行した弟のことなどを思ったりし、人生は
有限なんだなと思うにつけ、最近読んだ日野原重明氏の言葉が脳裏に浮か
んできます。
 
   時間というのは
     それが一分でも
       一時間でも
         自分の寿命の
           一部です
 
   その寿命の一部を
     相手の為に捧げ
      ともに同じ時間を
        生きるのです

                                                  完
 
  =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 
2.会員特別寄稿 
 
井出昭一:『・・・My Museum Walk・・・私の美術館散策』  
平成18年10月より掲載致しました。
今回の美術館散策は(39)、『根津美術館』です。
   http://dianet-tokyo.sakura.ne.jp/museum/IDtop.html
 
松本喜一:『四季の草花』
平成18年10月より掲載致しました。
春夏秋冬が完成しました。
平成22年1月に草花編の最後に「寒ボタン」を追加しました。
  http://www.dia-net.jp/page025.html
 
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3.ダイヤネット活動ミニ情報  
 
○メルマガ記事、編集方針の変更 (再掲載)
 平成21年アンケートを実施しましたがこれらのご意見を取り入れ、本号
よりリニューアル致しました。主な変更点は下記の通りです。
 「シニアトーク」は隔月とし、偶数月に掲載する
 「PCトーク」は隔月とし、奇数月に掲載する
 「会員特別情報」は「ダイヤパーク」とし拡充する(時期は未定)
 「ダイヤネット活動ミニ情報」は毎月タイムリーに掲載し、必要あれば
   号外等も配布
 「ダイヤネットスケジュール」「ほのぼのコーナー」は今まで通り毎月
 「SYSOPのヤブにらみ」は「編集後記」(あとがき)とし内容を拡充。
   毎月。
 
○2月24日(水)「デジカメを楽しむ会」 
  10時 新宿御苑新宿口 集合
  初春の花々を撮影しましょう。 梅、水仙、沈丁花など。
  撮影会後昼食を済ませ、荻窪でPCの勉強をします。会費 500円
   
○ダイヤネットへのメールアドレスの件(再掲載)
 平成19年9月以降ダイヤネットへのメールアドレスを下記の通り変更し
  ました
  dia-net@dia-net.jp       (一般的な内容、SYSOP宛)
  DiaPC@dia-net.jp     (DiaPC等パソコン研修関係)
  suginamiPC@dia-net.jp  (ゆうゆう杉並パソコンサロン)
 今後、該当するアドレスへお願いします。
 
○(再掲載)
 三菱グループ出身者でなくても、ダイヤネットの会員となることが出来る
ようになりました。SILAの資格をダイヤネットで取得して頂いたりダイヤネッ
ト主催のパソコン講習会に講師として参加していただく方が増加しており、
この方たちにご入会頂くため平成19年4月以降ダイヤネット会則を変更
しました。
入会ご希望の方はダイヤネットまでお問い合わせ下さい。
  dia-net@dia-net.jp 
  会費 年間 2,000円 (10月以降ご入会は1,000円)
 
○(再掲載)
 最近、怪我、病気のため会合やオフミーティング等を欠席される方が居
られます。他の人にも役立つことも多く、ホームページ掲示板の健康欄に
ぜひご投稿ください。最近、色々投稿していただき有難うございました。
今後ともよろしいくお願いします。
 
○(再掲載)
ダイヤネット会員の高齢化等により退会者も居られます。
新入会員をぜひご紹介ください。   dia-net@dia-net.jp
 
○(再掲載)
 本ダイヤネットメールマガジンのバックナンバーの保存をホームページ左側、
目次の活動紹介の「メールマガジン」をクリックすればご覧いただけます。
又下記URLをクリック頂いてもご覧いただけます。
http://dianet.sakura.ne.jp/mail-mag/MGtop.html
会員以外の方にもご覧いただけるよう変更致しました。
 
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4 .ダイヤネットスケジュール 
 
ダイヤネット掲示板参照(会員の方は直接ご覧いただけます)
 
2月 7日(日)Word2007 10:00〜12:00 DiaPC 13:30〜16:30 
      ゆうゆう荻窪東館 http://risa.or.jp/access.html 
2月 9日(火)「ゆうゆう杉並パソコンサロン」 9:30〜12:00
      ゆうゆう荻窪東館  http://risa.or.jp/access.html
2月19日(金)常任委員会  
2月23日(火)「ゆうゆう杉並パソコンサロン」 9:30〜12:00
      ゆうゆう荻窪東館  http://risa.or.jp/access.html
2月24日(水) 「デジカメを楽しむ会」
      10時 新宿御苑新宿口 集合
      初春の花々を撮影しましょう。梅、水仙、沈丁花など。
      撮影会後昼食を済ませ、荻窪でPCの勉強をします。
      会費 500円
      ゆうゆう荻窪東館  http://risa.or.jp/access.html
      
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 5.「ほのぼのコーナー」  和散人
 
 漢字一字「涙」の話
 
 読売新聞の編集手帳に、久々次のような秀文が載りました。
 
「漢字ひとつのなかにも詩想は浮かぶものらしい。 〈涙 ながすときには
/ひっそりと 戸をしめて/でも/ながした 涙のぶんだけ/戸のなかで
/大きな人になって/戻っておいで〉◆杉本深由起さんのちょっと風変
わりな詩集『漢字のかんじ』(銀の鈴社) を読んでいて見つけた「涙」と
題する詩である。
 
 なるほど、サンズイに戻ると書いて〈涙〉、〈戻〉のなかには〈戸〉と〈大〉
が含まれている◆実らぬ恋であったり、苦い悔恨であったり、人の世の薄
情であったり、 ひっそり部屋にこもり、 ひとり涙した経験は誰にもあろう
◆人に限ったことでもない。かつて“日本の空”の代名詞であった企業が
涙のときを迎えている。
 日本航空が東京地裁に会社更生法の適用を申請した。いわば倒産
であり、一からの出直しになる。危機感の乏しい「親方日の丸」体質、
小回りの利かない肥満体形、複雑な労使関係…と、閉めた扉のなかで
改めなくてはいけないことは幾つもある◆3年以内の再建を目指すという。
贅肉(ぜいにく)をすっきり削(そ)ぎ落とし、安全で、安心で、流した涙の
ぶんだけ素敵(すてき)な笑顔の翼となって戻っておいで」
 我々の現役時代、海外出張の足役を果たしてくれたJALの復活を願う
人は多いでしょう小生の初フライトもJALでしたし、数々の思い出の旅の
お供をしてくれました。
それはそれとして、編集手帳の「涙」の詩はすごいですね。
杉本先生に深甚なる敬意を表します。
 
「涙」でおもいだすのが
 
  人生 涙と笑顔あり
   そんなに悪くはないもんだ
    何にもしないで生きるより
     何かを求めて生きようよ
 
という詩です。この歳になって良い歌詞だなと思います。
ところでこの歌の題名はご存知ですか?ダイヤネットの諸兄姉、インター
ネットで調べてみて下さい。                       
                               おわり
 
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6.あとがき
 
(ダイヤネットの動きを、会員の皆様に様々な視点でお伝えするコーナー
です。ご意見があればダイヤネットメールアドレス宛お願いします)
  dia-net@dia-net.jp )
 
「平成22年1月度」のダイヤネット活動状況、ホームページのあらましなど
をご報告いたします。
 
<1.ダイヤネットの活動状況>
1)1月は「DiaPC」・「古寺巡り」などの会合は例年通りお休みでした。
2)メルマガは1月より体裁を変え、奇数月・偶数月により掲載項目を変更
  することにしました。(上記第3項「活動ミニ情報」参照ください)
3)現在のHPや、今春立ち上げる予定の 「ダイヤパーク」 への投稿を容易
   にするための代理投稿業務の研修が有志で進められています。
4)年末〜年始の期間限定イベントとして、HP「井戸端」欄へ会員の皆様
  に「たより」と名付けた寄稿をお願いしました。初めての企画でした。
 
<2.ホームページの状況>
1)1月度のアクセス、投稿は、前述「たより」の企画で大きく動きました。
  「井戸端」への投稿は前月比2.1倍と著しく増加し、このためアクセス数
   は33%UPとなりました。(事務局連の顔も思わずほころびます)
2)反面、「健康・紀行・古寺巡り」の3項目への寄稿はありませんでした。
3)寄稿「たより」はその顔ぶれと内容の多彩さに目を見張ります。
   まだご覧になってない方は是非「井戸端」の扉を叩いて下さい。
4)定例化した活動とは別に、新しい試みを加えてゆきたいと思います。
  皆様のご提案、ご指摘もお待ちしていますので宜しくお願いします。 
 
                              以上
 
  ============================
 
ご意見や、皆様の身近な情報は、こちらまでお寄せ下さい。
                        ダイヤネット  dia-net@dia-net.jp
 
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予めご了承下さい。
 
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